ケーブルやコードなどひも状のものを何かに括りつけると言えば色々な手段はあると思いますが、その際、結束バンドを使う人も居られると思います。
片方についている穴にもう片方の先を通すだけで外れないようになりますし、紐で括りつけるよりも手軽に使えます。さてこの結束バンドの手軽さを知れば、どこにでも使うようになるかもしれないのですが、実は色々な材質で出来ているので、使う環境によって材質を選んだ方が良い場合があるのです。例えば、結束バンドはナイロン製のタイプが広く使われています。その中でも「66ナイロン」といったものが一般的に使われているそうです。
他にもポリプロピレンやフッ素樹脂、それに金属製のものもあります。また食品加工の現場では異物混入を金属探知機で見つけられるように金属を含んだ材質のものを使うこともあります。そのため屋外や屋内、先の食品加工などの現場で使い分けたほうがいいのです。ところで屋外と言えば、海の近くで使用することもあるでしょう。そこではよく塩害が問題になりますが、塩害に対して強い材質の結束バンドもあります。
「11ナイロン」といった材質で作られているものは塩害にも強いです。これは屋外に設置されるソーラーパネルの配線施工に使われたりもします。塩害というと海の近くは避けられないのですが、実は海から離れた冬に雪が積もる内陸の地域でもそれがあるのです。それは道路に融雪剤が散布されるからです。これは塩化カルシウムや塩化ナトリウムなどで作られているので、風で飛ぶなどして塩害が起こります。そのため海から離れた所でも適切な結束バンドを使うことが大切です。