結束バンド材質と融雪剤

結束バンドとは、様々なケーブルを束ねたり、識別するため使用されるバンドです。

材質は主にナイロン66が多くナイロン66は熱や摩擦に強く、耐熱性耐摩耗性に優れていると言えます。また、伸展性もあり扱いやすい点や低温でも硬くなりにくいなどの実用性にも優れていると言えるでしょう。しかしながら、やや化学物質や紫外線には弱い傾向があります。結束バンドの用途は広く、室内ケーブルのみならず、屋外のケーブルの結束や固定にも使われます。近年は太陽光パネルのケーブルを束ねているのを見かけることも多いでしょう。

このような屋外使用の時、紫外線によるダメージであったり海風や降雪地域の融雪剤による塩害が結束バンドの強度に影響を与える事があります。融雪剤は塩化カルシウム・塩化ナトリウム・塩化マグネシウム・酢酸カルシウム・酢酸マグネシウム・酢酸カリウムなどの塩化物の成分が水に溶けて凝固点降下が起こり、融点が低下して雪が解けることと、塩化物が水に溶ける時の融解熱を利用しています。

雪国にはなくてはならないものですが、融雪剤に接する金属やコンクリート、樹脂には塩化物が劣化の大きな原因となります。そこで、降雪地帯では耐候性ナイロン66や耐候性ポリプロピレンの結束バンドが使用されることが多く見られます。同様に使用する場所によっては、耐紫外線性なども考慮して適切な素材のバンドを選択することが耐久年限にも大きく影響すると考えられます。
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