海の沿岸で結束バンドを使うには

結束バンドといえば、どこにでも使えるイメージのある結束用具ですが、万能ではありません。

多くの人は屋内の配線をまとめたいとか、ケーブルを壁に這わせたいといった時に結束バンドを使っていると思いますが、その便利さゆえに屋外でも使いがちではないでしょうか。屋外で使っていると劣化が早まるものもあります。結束バンドは一般的にはナイロン製のものが多く販売されていますが、それには屋内用と屋外用、それにどちらでも使えるものもあります。パッケージの表示に「屋内用」などと書いてあるので購入の際には、そこをよく見た方がよいでしょう。

ですが、短い間だけ屋外で使うものだと、どちらを使っても構わないとは思います。長期間、屋外で結んでおかなければならない時にはやはり屋外用を使っておいた方が無難です。さて海の沿岸などに住んでいる場合はちょっと変わってきます。沿岸では寒暖差や湿気、紫外線といった自然環境に加えて海水による害、いわゆる塩害が発生しますので、それが結束バンドにも影響を与えます。

現在では耐塩害性を持つ結束バンドも販売されているので、沿岸の場合は、そういったものを使うのがベストです。屋内などで使われる一般的なものは「66ナイロン」といった材質ですが、耐塩害性を持つものは「11ナイロン」といったもので出来ていることが多いです。またパッケージに耐塩害性と書かれていると思います。沿岸でも波を被ってしまう場所や海中などの場合は、それらにも対応するステンレスなどで作った金属製のものがあるので、そちらを使用した方がいいです。

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