結束バンドを購入した事のある人ならおそらくご存知だと思いますが、ほとんどの場合、数十本や百本といった個数が袋詰めにされて販売されています。
それゆえに一袋購入するとなかなか使い切ることは無いと思います。ですが、結束バンドはケーブルをまとめるなどDIYなどにも何かと便利です。輪っか状のものが作れて、かつ丈夫で容易に解けないので、アイデア次第で本来の用途以外のことにも使えます。ですのでたくさん余っていた方が気軽に使えていいかもしれません。ですが、どこにでも結束バンドを使う習慣が付いてしまうと、その丈夫さから過酷な環境でも大丈夫だろうと使ってしまうこともあります。
過酷な環境とは紫外線を毎日浴びる場所や風雨に晒される場所、それに塩害を受ける場所です。例えば家庭菜園などに使うことがあると思いますが、そこでは日中はまともに紫外線が当たりますし雨も風も受けます。それに海の沿岸であれば潮風が吹いてきます。ところでなぜ日光の当たる場所や海の沿岸など過酷な環境になる場所はだめなのでしょうか。実はそういった紫外線や浴びたり、塩害を受けると劣化が早まるのです。
屋外で使うと毎日繰り返しダメージを受けることになります。家庭菜園で毎年植え替えなどをして、結束バンドも毎年取り替えるなら劣化しても大丈夫かもしれません。ですが、ソーラーパネルやアンテナなどケーブルを固定するために結束バンドを使っていると毎年交換することはないでしょう。知らず知らずの内に破断すればケーブルが宙に浮いてしまったり、弛んでしまうと、ケーブルの劣化が早まる可能性が高くなります。ですので、太陽光の当たる場所や海の沿岸などでは耐久性の高いタイプを別途購入し、屋内で使うものとは区別して使用することが大切です。