会社などの事業所や家庭でパソコンの普及が一般化してから、かなりの年月が経ちました。

lan（ローカルエリアネットワーク）を早くから構築している場合は使用中のlanケーブルの規格が低いままの状態となっている可能性がありますので、一度よく確認してみることをお勧めします。カテゴリ（CAT）が3や4などの古い規格であれば通信速度が遅いままの状態となっていると考えられます。カテゴリとは最大周波数がどのレベルまでであるのかを示す目安で、高速回線が一般化する以前の通信に利用されていたカテゴリ3以下の製品は、残念ながら現代の実情に適していないと言えます。

高速通信が一般的となっている現在は、カテゴリ5e以上の製品が販売の主流となっています。およそ1Gbpsもの通信速度に対応できるlanケーブルで、必要最低限度の規格と言えるでしょう。導入コストはやや上がりますが、さらに高速で安定した通信を実現するためにはカテゴリ6以上の規格を有しているlanケーブルがお勧めです。

購入する場合には、必ずlanケーブルのパッケージに記載されているカテゴリ数を確認することが重要です。大量に更新する場合にはコストが低く高速通信にも十分に対応可能なカテゴリ5eの製品、動画視聴やオンラインゲームの利用が多い場合にはカテゴリ6や6A、もしくはさらに高速に対応したカテゴリ7のlanケーブルがお勧めです。実際の利用環境も確認し、適切な製品を選ぶ必要がありますので、情報サイトなどをチェックしてみましょう。